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【買い換えのケーススタディ】

ここでは、首都圏の物件を具体例にとって、住まいの買い換え計画について検証してみましょう。検証に際しては、次のようなケーススタディを設定しました。(ケーススタディ)サラリーマンA氏は、昭和五七年に埼玉県越谷市に2SLDK(六二・八九平方メートル)のマンションを購入しました。当時の購入価格は二○五五万円でした。資金計画は自己資金が四三五万円、公庫融資と銀行住宅ローンを合計一六二五万円借りています。現在、A氏のマンションの中古価格は二八○○万円ならどうにか売却できます。ピーク時には三八○○万円くらいまで値上がりしましたが、平成三年後半からの値下がりでこの価格になっています。しかし、それでも一○年間で約一・三倍の値上がりです。ところで、このマンションを二八○○万円で売却できても、そこから住宅ローンの残債の一括返済や、不動産業者へ支払う手数料、さらには売却に際して一部の内装をリフレッシュするなどの諸経費負担があり、これらを差し引くと、買い換えに回せる資金は一五○七万円になってしまいます。このほかに、A氏の手持ち預貯金や親の遺産相続で得たお金が合計で一五○○万円ほどあり、この一部を買い換えの自己資金に回してもよいとA氏は考えています。ちなみにA氏の現在の年収は約一○○○万円。家族は夫婦と子供二人の四人。したがって、最低でも4LDKの住宅を手に入れたいことと、東京都内に買い換えるのは不可能なので、住み慣れた埼玉県下の東武伊勢崎線沿いで買い換えたいというのが、A氏の基本的な条件になっています。A氏は、広いマンションに買い換える、新築建て売り住宅に買い換える、土地を買って注文建築をする、という三つのコースの住み替え作戦を検討しました。この方針に沿って平成五年三月の時点で東武伊勢崎線で販売中の物件から、A氏の資金状況から見て相応しいと思われるものを選び出してみました

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